体は脳が動かします
脳は体の情報がないと動けません
動いた結果
全身の情報が今度は脳に送られて(フィードバック)
脳は「じゃあこうしよう!」と考えて
次の動きに移ります
人間は植物ではありません
この脳と体のやり取りが常に起きて
動くことが出来ます
アクティベーターの刺激は脳に影響があります
普通の一般的なマッサージ等は
小脳(体の動きをチェックする部分)に
影響がありますが
アクティベーターでの研究では
それ以外の部分にどんな影響があるのかが
わかってきたようです
アクティベーター2で首を刺激する実験
脳の反応
活性化する部分
背側前帯状皮質 | 感情や認知、努力しないと出来ないことをする時はたらく |
小脳虫部 | 無意識の体の感覚、体幹の平衡感覚、体の動きの調整、モニタリング |
体性感覚連合野 | 体の感覚を受け取る。痛いとか熱いとか感じる |
不活化する部分
前頭前野 | 前頭葉。ワーキングメモリー・認知・実行・意思決定・問題解決など。行動のコントロール |
側頭葉 | 音を聞く。記憶。 |
その他の反応
首の筋肉の緊張が緩む |
唾液アミラーゼレベルの低下(交感神経の抑制) |
痛みの軽減 |
うつ病の治療に前帯状皮質(感情)を
刺激するというのがあります
前帯状皮質が活性化するアクティベーターの刺激は
体や心に良さそうですね
不活化する
つまり脳の一部が逆に働かなくなると聞くと
悪い事のようにも思えますが
慢性痛があると「痛みの記憶」が
問題になることがあります
痛みを避けよう避けようとするあまり
動きが制限されて(疼痛行動)
その動きから外れた時
過去の痛みの記憶と重なって
現実より痛く感じてしまいます
こういう悪い記憶を抑えると考えると
良いことかもしれません
はり灸ガルボではトリガーポイントへの
鍼治療を行うことが多いですが
トリガーポイントから脳への影響もあります
いずれにせよ
いつ、どこに、何をするかが
元気のカギですね
参考
https://www.activator.com/cervical-spine/glucose-metabolic-changes-in-the-brain-and-muscles-of-patients-with-nonspecific-neck-pain-treated-by-spinal-manipulation-therapy-a-18ffdg-pet-study/