日本の整形外学会が腰痛ガイドラインを出しています
2012年の腰痛ガイドラインが出たときは、外国では90年代から言われていた「腰痛のほとんどは非特異的腰痛でありレントゲンに映らない」という内容が盛り込まれており、
10年以上も遅れているとはいえ、やっと正しい情報が入ってきて、日本の腰痛治療も一歩前進するんだなぁと感動したのを覚えています
ところが…2019年という実に7年ぶりの改訂版腰痛ガイドラインでは…
海外では副作用や薬物乱用が問題になり、マッサージや鍼灸、ヨガ等が推奨されているにも関わらず、
何故か日本のガイドライン2019では薬物療法が推奨されています
鍼灸師として見逃せないポイントは“鍼治療に関する記載において~略~間違いがあり、逆の結果を示す深刻な誤りを含む多くの誤情報”が記載されているという点です
逆の結果を示す、つまり「腰痛に鍼治療が効かない」とかいう実体験とは乖離した情報でも載っているのかもしれませんね(^_^;)
もし腰痛ガイドラインを理由に治らないのに薬を続けている方や
鍼治療を否定されて受けたことがないという方は
間違ったデータを参照されているかもしれませんのでご注意下さい
参照:
より詳しい内容は↓こちら
全日本鍼灸学会雑誌69巻3号156-165 https://ssl.jsam.jp/pdflib/JJiI3H.pdf
間違いを指摘されたガイドラインはこちら↓